UV(紫外線)の種類と子供のためのUVカット、日焼け止めの重要性

わたしたちは、生まれてから高校くらいまでの間に

ほぼ一生分に近いUV(紫外線)量を浴びるといわれています。


なぜかというと、子供の頃って学校生活やキャンプ、運動など

とにかく屋外での活動の機会が多いからなんです。


UV(紫外線)は体の中でビタミンDをつくるのを助ける力があるので

昔は赤ちゃんも積極的に日光浴をしましょうなどといわれていましたが

1998年、母子手帳からその文言が消えました。


皮膚がんになる人が多いオーストラリアでは赤ちゃんのUV(紫外線)対策が

義務化されているのだとか。オーストラリアの日焼け止めグッズが有名なのも

こんなところからでしょう。


実際には、体に必要なUV(紫外線)は1日15分ほど浴びればよく、

食品やサプリメントなどから必要なビタミンDを摂取することができます。

逆に長時間UV(紫外線)にさらされると悪影響を及ぼすのです。


オゾン層の破壊などで、昔とは状況がかわっています。

赤ちゃんや子供たちは大人に比べてUV(紫外線)によるダメージを受けやすく、

最近では免疫系の機能低下を引き起こすこともわかっています。


九州のふたば幼稚園では、子ども達の紫外線対策を真剣に取り組んできた結果、

風邪を引いて、休む子が激減したということです。

この子供のためのUVカット、日焼け止めの対策への取り組みは

実に9年も前から行われていたということです。


大人になった今もUV(紫外線)対策の日焼け止めは大事ですが、

子供たちのUV(紫外線)対策日焼け止めも、実はとても重要なのです。


では、UV(紫外線)について少しおさらいをしましょう。


わたしたちが普段耳にするUV(紫外線)には3種類あります。

UV(紫外線)は波長によって分類され、UVA、UVB、UVCに分けられます。


UVA:地表に届く99%がこれ。肌の真皮まで届き、コラーゲンなどを破壊し、しわやたるみの原因を作る。

UVB:肌の表皮を攻撃し、しみやくすみの原因のメラニン色素を増加させる。皮膚がんの原因にもなる。

UVC:波長が短く、大気を通過できないが強い殺菌作用を持ち、人体への影響も大きい。


ざっくりみるとこんな感じ。


市販の日焼け止めはUVA、UVBを防ぐことを目的としています。


では日焼け止めによく書かれている「PA」、「SPF」って何なんでしょう?

感覚的には数値が大きく、+が多いほどなんだか強力な日焼け止めっていうイメージですが、

実際のところどうなのかを次に見てみましょう。

UV(紫外線)カット効果、日焼け止めの強度の見方で正しく選ぶ

日焼け止めの商品に必ず記載されているのが「PA」と「SPF」。


UVAを防ぐ強さをあらわすのがPA、

UVBを防ぐ強さをあらわすのがSPFです。


・PA:「Protection grade of UV-A」の略で

UV-Aが照射された肌が黒くなるのを、どの程度防止する効果があるのかを表す。

「+」が多いほうが防止効果が高い。


PA+ = UV-A防止効果がある

PA++ = UV-A防止効果がかなりある

PA+++ = UV-A防止効果が非常にある


・SPF:「Sun Protection Factor」の略で

UV-Bによって皮が赤くなるまでの時間を、日焼け止め化粧品によって何倍に延ばせるかを示す指数。

数字で表し、最高値は50+。SPF値が高くなればなるほど、防止効果が大きくなる。


ちなみにUVは「Ultraviolet」。



じゃ、最初からUVカット最強の日焼け止めを使えばいいのは?

とおもうかもしれないがそうは問屋がおろさないw


日焼け止めの成分には紫外線吸収剤と紫外線錯乱剤の2種類が含まれていて

日焼け止めの効果が大きいものほど当然、その量も多くなる。


紫外線吸収剤は肌荒れの原因となり、錯乱剤はお肌の乾燥をまねく原因となることがあるので

日焼け止めの効果が大きい場合はそれなりに肌に負担をかけることになるので注意しましょう。


肌への負担を少なくし、日焼け止めの効果を発揮させるためには、季節や場所、屋外にいる時間や時間帯など

状況の変化に応じて日焼け止めの強さを変えることが重要となります。


夏場の炎天下での活動時は、日焼け止めの最高値となるSPF値50+、PA値は+++を選ぶことをオススメします。

日常生活では日焼け止めのSPF10〜30、PA+〜++レベルで問題ないでしょう。


ただ、問題はプールなんですよね・・・


私の娘が通う学校では禁止されていたりするので。

理由を明確には説明してくれませんが・・・



では、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

次に見てみましょう。

UVカットするために日焼け止め以外の方法とコツ

プールの場合はなるべく、日陰に入るようにします。

どうしても日をよけるものがない場合は、バスタオルをかけたりするのもよいでしょう。


あと、UVカット素材でできたスイミングウェアやTシャツなども日焼け止めには有効でしょう。


その他、外出時は帽子をかぶったり(つばの広いもの)、上着を着せたりするのは必須でしょう。

薄手のパーカーなどを羽織るだけでも、直射日光から半分近いUVをカットできるので

持参しておきましょう。


帽子やウエアで防げない部分には、UVカットクリームを使用し外出は正午前後を避けましょう。

1日の中でも紫外線が強い時間帯は10時〜14時頃なので、できればこの時間帯を避けましょう。


子供はよく汗をかくので目に入ったりしてしみないように低刺激タイプを選択し

ベタベタしないほうがよいでしょう。子供がつけるのを嫌がっては困るので。


子供も自分もしっかりUV(紫外線)をカットできるよう

日焼け止めを有効に活用しましょう!

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