1.HD(ハードディスク)修復を試みる前に知っておくべき、HDクラッシュ or データ破損の原因
さーて、今日の新着は〜?っと、パソコンのスイッチオ〜ン!
「カリカリカリカリカリカリカリカリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ん?
いつもより立ち上がるの遅くない?
「カタッ」
ん?
何?この青色の画面?しかも英語だし・・・
え、立ち上がらない・・・
ひょ、ひょ、ひょっとして?!
HD(ハードディスク)壊れた?
う、うそー!!! ドクン!ドクン!心臓の鼓動が聞こえてくる・・・
や、やべ!マジやべー!
↓ここから青ざめながら自問自答タイム・・・
HD(ハードディスク)のバックアップいつとった?
1ヶ月前?いやいや、半年?いやいや、1年前?・・・
写真の画像っていつからの分だった?
音楽ファイルは?
パスワードまとめたファイルは?
メールデータは?
だーーーーーーーーーーーーーーーー!
お、終わった・・・
これは実際に私が経験した出来事・・・
それはそれは恐ろしい出来事でした。
そうです・・・HD(ハードディスク)のクラッシュです。
「HD(ハードディスク)って壊れるの?」
今、こう思ったあなたは超危険です!w
HDのクラッシュはデータの損失もそうですが
精神的にもかなりのダメージを受けます(体験済みw)
日頃のバックアップの大切さを嫌というほど思い知らされます。
さて、私の場合はパソコンが起動しないパターンでした。
で、どうしたかって?
それはこのページの最後でw
HD(ハードディスク)&データの修復を考える時って
だいたい下記のパターンではないでしょうか?
「電源を入れたのに真っ黒またはブルーの画面がでてパソコンが起動しない」
「パソコンは起動できたが、ハードディスクを認識しない」
「外付けHDを認識しない」
「サーバーが故障して大事なデータを閲覧できない」
「うっかり削除やフォーマットで消えたデータを復活させたい」
こういった状況って、ホント突然やってくるんですよ。
で、原因はというと、大きく2つ。
1、HD(ハードディスク)本体が故障
2、ファイルシステム、ファイル自体の破損
1+2の場合がかなり多い。
(HDもデータも壊れたパターン)
HD(ハードディスク)本体が故障した場合、磁気ヘッド、磁気ディスク、
制御基盤、アームアクチュエータといったパーツが原因のことが多いといわれています。
またファイルシステムが壊れた場合は、削除やフォーマットもこの部類に入りますが
データは存在するが、バラバラになっていて利用できない状態になっています。
原因については、大まかにですが、
こんな感じです。
ちなみにHD(ハードディスク)の寿命ってどれくらいかご存知?
使用頻度・状況・個体差にもよりますが、だいたい2〜3年です。
はやっ!
HD(ハードディスク)っていう言葉の響きから頑丈そうに思いますが
実はかなりデリケートで壊れやすいパーツなんですねぇ・
2.HD(ハードディスク)修復のために、やってはいけないこと。
結論からいうと、「あわてて何度も電源を入れてはいけない。」
これにつきます。
HD(ハードディスク)&データを修復したいなら、
電源は入れるなということです。
なぜかというと、HD(ハードディスク)に通電することにより
状態がさらに悪化する可能性が高いからです。
初めての体験だと、ついついあせって電源を何度もいれて
HD(ハードディスク)に通電してしまいます。
また、何度か再起動すれば修復するんじゃないかという淡い期待を胸に
電源ボタンに指を・・・
これはまさに自殺行為、再起不能へまっしぐら!です。
ちょっとまとめてみます。
・むやみに電源を入れない。
・スキャンディスクなどのチェックプログラムを使わない。
・ノートンなどのディスクツールを使わない。
・HD(ハードディスク)を取り出して、他のPCにつながない。
・水没などは酸化や腐食の恐れがあるため無理やり乾かさない。
・分解しない。
上記内容を守ることで、HD(ハードディスク)&データ修復の
確率があがります。
どんな状況で動かなくなったか、ドライブ・データがみえなくなったかなどを
ちゃんとメモっておきましょうね。
3.HD(ハードディスク)修復はどうするか?
では、HD(ハードディスク)&データの修復は
どうしたらいいのか?
迷わずお答えいたします。
「専門業者に頼みましょう! 」 w
物理的な故障、破損の場合は、
まず素人では無理です。
データのみの場合も、自分で修復するには
それなりのソフトも必要だし時間もかかります。
であれば、悪あがきはせずに、HD(ハードディスク)修復業者に
お任せするほうが賢明です。
HD(ハードディスク)は壊れるものと認識して
日頃からバックアップをとることが先決です。
バックアップがあれば、たとえHDが壊れたとしても
修復はなんなく行え、ドキドキしなくて済みます。
そして、万が一を想定して、HD(ハードディスク)修復の
専門業者をピックアップしておきましょう。
(連絡先をプリントアウトしてPCのそばにおいておくと安心です。)
業者によってHD(ハードディスク)修復のレベルも違います。
HD(ハードディスク)自体を修復できるクリーンルームを
完備した会社から個人でやっている会社までいろいろです。
修復代金もHD(ハードディスク)修復レベルに応じて
変わりますので、そこはきちんと確認しましょう。
さて、冒頭にお話した私の話ですが・・・
私のPCはパナソニックCF-W2DW6AXR。
ある日電源を入れるとブルーの画面になり、英語がズラズラ〜っと。
初体験の私は何が何やら・・・
よくわからないので強制的に電源を切り再起動。
すると立ち上がった。
わーい、わーい、元にもどったー
と思ったらまたブルーの画面に。
かなりヤバいと感じ、せめてメールデータだけでもと
再起動を繰り返す。
ところが、やはりこの再起動の繰り返しが致命傷となったのか、
普通に立ち上がらなくなってしまった。
あわてて友人に連絡し、HD修復の業者を探してもらった。
持ち込めば即日修復ってとこで、場所は大阪日本橋。
店員さんの話では、このノートPC、クラッシュが多い機種だそうだ。
普通に立ち上がればなんとかデータは吸い出せるが、
だめならデータはあきらめてくれと。
数時間後、出来上がりを確認しにいくと
「お客さん、超ラッキーですよ。PC立ち上がって
新しいHDにぜーんぶまるごと移動できました。」って。
この時、店員さんが神様にみえましたw
思わず手をとって「ありがとう!助かったー!」と。
ほっと胸をなでおろし、家に帰って早速バックアップをとった。
HD修復できていなかったらと思うと本当に怖い・・・
あの日以来、定期的にバックアップをとっている。
「備えあれば憂いなし!」